「17ライブで配信を始めたけど、獲得した投げ銭には税金を支払う必要があるの?」
「副業でライバーを始めたけど、税金を支払う必要があるかを知りたい」
17ライブで配信を始めた人のなかには、配信中に獲得した投げ銭に税金を支払う必要があるかが気になる人もいるでしょう。特に17ライブの投げ銭と呼ばれるアイテムは金額が高いものもあるため、「高額の投げ銭を受け取ることはデメリットになるのでは?」と不安になる人もいるはずです。
そこで今回は17ライブで得た投げ銭に税金を支払う必要があるかを徹底解説します。記事を読めば安心して17ライブで配信を続けられるはずです。是非参考にしてください。
ライブ配信で得た収入には税金がかかる?
「そもそもライブ配信で得た収入には税金がかかるのか」という疑問を感じる方は多いはずです。
実は、ライブ配信で得た収入は確定申告の必要があるケースと、ないケースに分かれます。
ここからはその2つのケースについて詳しく紹介するので、自分はどちらに当てはまるかを確認してみてください!
税金を支払う必要がない場合
・ライバー活動を副業で行っていて年間20万円以上の所得がない場合
・ライバー活動を本業で行っていて、年間48万円以上の所得がない場合
ライバー活動を副業か本業で行っているかによって、確定申告をする必要がある所得が変わってきます。
「所得=収入(ライブ配信で得たお金)ー必要経費」となることを覚えておきましょう。
税金を支払う必要がある場合
・ライバー活動を副業で行っていて、年間20万円以上の所得がある場合
・ライバー活動を本業で行っていて、年間48万円以上の所得がある場合
副業の場合は「雑所得」
本業の場合は「事業所得」として確定申告を行う必要があります。
扶養に入っている主婦ライバーの確定申告はどうしたらいい?
旦那さんの扶養に入りながら、ライブ配信をしている主婦ライバーさんは増えています。
扶養の場合は年間103万円を超えなければ、確定申告をする必要はありません。
ただ、ライブ配信だけをしているのであれば103万円ですが、週に数回パートなどで稼いでいる場合はまた別の話です。
年間のアルバイトで得た収入から 給与所得控除である55万円を引いた金額が48万円以下の場合は確定申告の必要がありませんが、それ以上の場合は確定申告の必要があります。
また、扶養からも外れる必要が出てくるため、ライブ配信で得た収入もきちんと計算しておくようにしましょう。
確定申告をする必要はないが、確定申告でお得になるライバー
実は、確定申告の必要がない人の中には、確定申告をすることで「お得」になる人もいるんです。
それが、配信サービスや所属事務所から「源泉徴収」されている人。源泉徴収とは会社が給与から税金を差し引いて、本人に代わって納税する仕組みのことです。
つまり、源泉徴収をされているということは、既に税金が引かれています。
税金の前払いともいえるため、確定申告をすることで、払い過ぎた税金が返ってくる可能性があるのです。
ライバーの確定申告方法を徹底解説
ここからはライバーの確定申告方法について徹底解説していきます。
確定申告と聞くと、難しそうなイメージを持たれる方は多いかもしれません。
しかし、事前に方法を知っておけば、案外スムーズに進められるので、ここで覚えておきましょう。
そもそも確定申告とは
確定申告とは、1月1日から12月31日までの間の所得と所得税額を計算し、税務署に所得と所得税を申告することです。
確定申告の期間は毎年決まっていて、期間内に確定申告をしないと「追加徴税」などの課税が課される可能性があります。
【言葉の意味をチェック】
■所得:ライブ配信の収入からライブ配信にかかった経費を引いた金額
■所得控除:一定の要件にあてはまる場合に所得から差引く金額(社会保険料など)
■所得税額:「所得」から「所得控除」を引いた課税所得に税率を計算して求められる金額
確定申告方法
確定申告方法は大きく分けて3つあります。
①最寄りの税務署の窓口に確定申告書を持っていく;
②確定申告書を最寄りの税務署へ郵送する
③e-Tax(国税電子申告・納税システム)を利用する
最近はe-Taxの利用が推進されていて、このような時代なので、自宅で済ませられるのは魅力的ですよね。
ライバーが確定申告をしないとどうなる?
ライバー活動はオンラインで行っており、会社に所属などしていないので、「確定申告をしなくてもバレないのでは?」と思うかもしれません。
しかし、税務署側は支払調書などを確認できるため、確定申告の無申告を見抜くことができます。
万一確定申告をしていないことがバレてしまった場合は「ペナルティ」が課されてしまうんです。
・延滞税
・無申告加算税
上記のような課税の必要があるため、確定申告は期日以内に済ませるようにしましょう。
確定申告前に準備しておくものリスト
ライバーとして確定申告を始めて行う場合、何を準備すればいいか分からなくなってしまいますよね。
確定申告書
本人確認書類(マイナンバーカード)
銀行口座がわかるもの
所得を明らかにできるもの
控除証明書
基本的に確定申告に必要とされている事前書類は上記の5つです。
確定申告書は公式サイトからダウンロードできます。
17ライブの所得確認方法
①マイページをタップ
②ロイヤリティをタップして「レポート」を表示させる
確認できるのは「売上額」と「源泉徴収税額」
■売上額:20△△年〇月分報酬振込通知の報酬小計(合計)
■源泉徴収税額:20△△年〇月分報酬振込通知の源泉徴収税額
※17ライバーが確定申告をする場合は、確定申告書の「源泉徴収税額」に記入する必要があります。
また、合計振込額は「手取り」のようなものなので、売上とは関係ありません。
振込手数料が明記されている場合、こちらは「経費」となるので、計上できるようにメモやスクショをとっておきましょう。
ライバー活動で必要経費と認められるものは?
所得を算出するうえで大事になるのが「経費」です。
ただ、ライバーとして活動するなかで「何が経費になるの?」と疑問に感じる方は多いはず。
■パソコン
■インターネット通信費用
■WEBカメラ
■WEBマイク
■イベントで使った消耗品
など。じつは、さまざまなものが経費として認められるんです。
ただ、経費は「仕事で使うもの」を指すため、日常でも使うメイク道具などを経費と呼べるかどうかが難しいところ。
特に、インターネット回線はライブ配信でも使うけど、日常でも使うこともあるでしょう。
その場合は、事業で使った割合を計上する必要があります。
たとえば配信時間が月に100時間だったとして、自宅にいる時間が500時間だった場合、事業の割合は「5分の1」となりますよね。
インターネット通信費用が仮に1ヶ月2万円だとすると、2万円÷5 = 4,000円が事業経費として申請できるんです。
17ライブで副業ライバーになるとバレる?
ライバー活動を副業で行っている人の中には、本業先に内緒にしている方もいるかもしれません。
しかし、副業ライバーは高確率でバレるので、早めに伝えるほうが良いでしょう。
住民税が原因で副業がバレる?
内緒でライバーをしていても、バレる理由は「確定申告」にあります。
会社員として働いていると、給料から住民税が天引きされているはず。住民税の納税額は前年度の所得によって決まります。
つまり、副業で収入が増えると住民税も増えることになるでしょう。
会社員の給料は毎年かなり変動があるわけではないため、突然住民税が高くなることで、副業の可能性を疑われてしまうことになります。
ただ、住民税の納付を「特別徴収」ではなく、「普通徴収」にすると、自分で納税できるようになるので、バレる確率は低くなるでしょう。
意外と多いのがうっかり話してしまうこと
意外と多いのが、同僚などにうっかり話してしまうことです。一度話してしまったら最後、噂はあれよあれよという間に上司まで伝わってしまう可能性があります。
副業が禁止されている以上、「バレないだろう」と思って行うことはかなりリスキーです。
会社のルールを破ったことにもなるので、それ相応の罰則が課される可能性もあります。
本業ライバーにおすすめの「青色申告」とは
本業ライバーとして活動していくのであれば「青色申告」を行うこともできます。
青色申告を行うと基礎控除に加えて10万円、55万円、65万円のいずれかの特別控除が受けられます。これはかなり魅力的ですよね。
ただ、青色申告を行う場合は、帳簿がややこしくなってしまいます。
・複式簿記による記録
・貸借対照表
・損益計算書の添付
ただ、最近は会計ソフトの機能も向上しているので、日々のお金の出入りを管理さえできれば、意外とすんなり帳簿ができるようになっています。
青色申告をするなら「開業届」を出す必要がある
青色申告をする場合は、税務署に開業届を出す必要があります。
青色申告は個人事業主向けの制度なので、本業ライバーとしてやっていく覚悟がある人は、開業届を出しましょう。
また、開業届を出した際に「青色申告承認申請書」を提出する必要もあります。
国税庁の公式HPに詳しい提出方法の記載や、ダウンロードできる申請書があるので、事前に確認することをおすすめします!
まとめ
この記事では、17ライブで得た収入と税金の関係について紹介しました。
税金や確定申告と聞くと、難しく感じますが、意外と仕組みはシンプルだったりします。
記事で紹介したように確定申告は義務付けられているので、自分が対象である場合は、必ず期日までに行うようにしてください。
また、17ライブは源泉徴収されるので、確定申告をするとお得になるケースもありますよ!