ライバーを副業で始めるとき、「会社にバレるかどうか」気になる方もいるのではないでしょうか!?
「できればバレない副業がしたい」と考えている人もいるはず。
この記事では、ライバーを副業で始めたいと考えている方に向けて、
・ライバーの副業はバレるかどうか
・ライバーの副業がバレない方法
・確定申告について
などを、詳しく紹介します!
ライバーの副業がバレたらクビになる?
まず、気になるのが「ライバーの副業をしていることが会社にバレたらどうなるか」でしょう。
次に、ライバーの副業をする際に、注意すべき点をご紹介します。
副業OKの会社かどうか確認しよう
ライバーを副業で始めたい場合、まずは会社が副業OKかどうかを確認しましょう。
確認せずに、勝手に副業を始めてバレてしまい、トラブルになる…というケースは、残念ながらあるようです。
どれだけ「やりたい」という気持ちがあっても、会社がOKを出さない以上、副業をするのはやめましょう。
ライバーは顔バレしやすい
基本的に、ライバーは「顔出し配信」を行うことが多いです。
そのため、顔バレする可能性が他の副業に比べると高くなってしまうでしょう。
ライバーをしていることが会社にバレると、広まる可能性は少なからずあります。
気になってしまう方は、なるべく配信はやめたほうがいいでしょう。
ライバーの副業がバレる理由・仕組み
もしかすると、「顔出し配信でなければ副業をしていることがバレないのでは?」と考えている人もいるかもしれません。
しかし、ライバーはもちろん、副業をしていることは会社にバレてしまう可能性が高いんです…!
ここからは、ライバーの副業がバレる理由や仕組みについて紹介します。
住民税の額でバレる
住民税は、前年の給与支払報告書自治体に企業側が提出することで決まります。
自治体は、給与額が一番多い会社に、住民税の報告をすることになっているようです。
副業をしているということは、住民税は必然的に高くなるはず…。
会社としては、給与から住民税を天引きするため、住民税のズレに気付かれてしまい、バレるケースが多いようです。
社会保険でバレる
副業で得る収入が多いと、社会保険への加入が義務付けられることがあります。
しかし、多くの人が本業先で社会保険に入っているはず。
社会保険は、複数の職場で加入することはできません。
「被保険者所属選択届・二以上事業所勤務届」という届け出を出す必要があり、給与額を合算した社会保険料を支払うことになります。
こういったやり取りが必要になるので、本業先に副業をしていることがバレてしまう可能性が高いんです。
年末調整でバレる
会社に所属していると、年末調整の紙を提出することになるはずです。
もし、副業をしている場合は「給与所得者の基礎控除申告書」への記入が必要になります。
申告書の中に「給与所得」の記入欄があり、副業分も合算した金額を記入します。
ライバーであれば、給与所得ではないことが多く、この場合は給与所得以外の所得の合計額の欄に、収入を記入することになるんです。
会社に提出する申告書なので、副業をしているとバレてしまうでしょう。
バレない方法はある?
「本業以外でも稼ぎたい」と考えている人は多いはずです。
しかし、本業先が副業NGだと、モヤモヤしてしまうでしょう。
もし、バレない方法があるなら、副業がしたい!と思う方もいるかもしれません。
では、実際のところ、副業が本業先にバレない方法はあるのでしょうか?
住民税を自分で納付する「普通徴収」
会社に所属していると、住民税は毎月給与から天引きされることが多いはず。
しかし、納付方法には「普通徴収」といって、自分で納付を行う方法もあるんです。
この納付方法を選択することで、会社にライバーの所得にかかる住民税を知られる可能性が低くなるでしょう。
納付方法の選び方は、確定申告書の第二表の一番下に、「住民税・事業税に関する事項」があります。
「自分で納付」に丸をつけることで、普通徴収の納付ができることを覚えておきましょう。
確実にバレない保証はない
ライバーの所得にかかる住民税を「普通徴収」にすることで、本業先にバレる可能性は低くなったかもしれません。
しかし、確実にバレない保証はないことを頭にいれておきましょう。
たとえば、本業先があることで、市区町村が「特別徴収」として処理してしまうケースもあるようです。
また、ライバーの収入が「事業所得」だった場合、赤字になると、会社の給与所得から控除される仕組みになっています。
そうなると、給与から天引きされる住民税は減ってしまうので、会社に副業がバレてしまうかもしれません。
「これをすれば100%副業がバレない」という方法はないことを、覚えておきましょう。
ライバーの副業は確定申告が必須!
確定申告とは、1年の所得を計算して申告し、税金を納めるための手続きのことです。
ライバーとして副業を始めると、この申告を「自分」で行う必要があります。
ここからは、ライバーの副業と確定申告について詳しく解説するので、必ずチェックしてください!
年20万以上の収入があれば確定申告が必須
副業でライバー活動をしていると、確定申告は必要あるの?と思う方もいるでしょう。
ライバーとしての収入が年間20万円以上ある場合は、必ず確定申告をしなければいけません。
確定申告を忘れた場合は、ペナルティが発生するので気を付けてください。
【無申告の場合のペナルティ】
確定申告をしなかった場合、ペナルティが発生します。
・無申告課税
・延滞税
・重加算税
といった、本来支払う必要のない「追加税」の支払いを求められるので、気を付けましょう。
もし、忘れていたことに気付いた場合は、早い段階で税務署に行くことが大事です。
先に申告をしておくと、税務署の調査で未申告がバレたときより、無申告加算税が数%軽減されるようになっています。
期間内の申告が何よりも大切ですが、万が一忘れた場合は、早い段階で申告をしましょう。
確定申告のタイミング
確定申告のタイミングは、1年間の収入を、翌年の2月~3月に税務署に申告します。
最近はオンラインでも気軽に申告ができるようになっているため、自宅で確定申告ができるんですよ!
2022年(令和4年)の確定申告期間は、2月16日(水)~3月15日(火)の1ヶ月間となっています。
もし、この期間内に間に合わない場合は、上記のペナルティが発生するので、必ず期間内に申告をしましょう。
副業ライバーの経費計上
ライバー活動を行い、確定申告を行う場合、大切になるのが「経費」です。
経費は、収入から差し引いて計上でき、所得税を軽減することができます。
ただし、ライバー活動に関係のないものは経費として計上できません。
・ライブ配信にかかる電気代
・家賃
・コラボ配信をお願いするときの人件費
・ライバーイベントに参加する際の交通費や衣装代
など
必要な書類
確定申告に行く場合、準備しておくべき必要な書類があります。
・確定申告書
・本人確認書類(マイナンバーカード)
・源泉徴収票(発行されている場合)
・給与が分かる書類
・経費の分かる領収書など
この5つの書類を持っていくと、その場で確定申告の書類を埋めることができます。忘れないように持っていきましょう。
確定申告の流れ
確定申告の期間が来たら、スムーズに申告できるように流れを覚えておきましょう。
まず、確定申告は大きく分けて3つの方法で申告が可能です。
・窓口提出
・郵送提出
・インターネット提出
この5つの書類を持っていくと、その場で確定申告の書類を埋めることができます。忘れないように持っていきましょう。
窓口提出を選択すると、管轄地域の税務署を訪れることになります。
書類等を確認してくれるスタッフの方がいる可能性も高く、初めての確定申告は、窓口申告がおすすめです。
窓口提出の場合は、事前に申告書類を作るための「源泉徴収票」や「経費が分かる領収書」などを準備しておきましょう。
そちらを持って、税務署に行き、申告書を作成して、提出すれば、確定申告は完了です。
※もっと詳しく知りたい方は「ライバーに確定申告は必要!?申告方法やアプリ別の計算方法」をご覧ください。
まとめ
この記事では、副業でライバー活動を始めると本業先にバレてしまうのかどうかについて詳しく解説しました。
住民税や社会保険などの観点から、バレてしまう可能性が高いことを覚えておきましょう。
・住民税を普通徴収にしても100%本業先バレないとは限らない
・ライバーとして20万以上の収入がある場合、確定申告は必須
・確定申告を忘れると追加徴税が課される可能性がある
以上の3つのポイントは、とくに今回の記事のなかで覚えておいてほしい点です。
副業でライバーを行う場合は、必ず事前に本業先が副業OKかどうかを確認してから行いましょう。